FirefoxOS on Pandaboard
Outline
Pandaboard で FirefoxOS を動かすための手順の備忘録。FirefoxOS に関して
最近話題なので説明の必要は無いと思うが、Mozilla Foundation が開発するHTML5 base の application platform である。
去年まではそこまで情報がなかったが、最近は話題にも上がることが多くなり、
情報も気軽に手に入れられるようになっている。下記の GitHub が色々な情報
がまとまっているので一読しておくと概要は把握できると思う。
https://github.com/dynamis/firefoxos/wiki
準備
今回は FirefoxOS のソースコードを落としてきて、build したものを起動させることが目標であるが、それをするには以下の項目が必須条件となっている。
(a) FirefoxOS を build できるマシンと Pandaboard (※書く必要は無いと思うが一応)
(b) Pandaboard で起動できる Android ICS イメージ
現状ではまだソースコードを落としてきて、
それを build してイメージを SD に焼くという手順は公開されていないため、
今回は fastboot を利用した起動までの手順を説明する。
ちなみに、メインは FirefoxOS の話なので、今回は (b) の準備は既に行なっている
ものとして話をしていく。
(b) に関しては OMAP のサイトや、ぐぐれば結構出てくるのでそちらを参考にしてほしい。
ソースコードの取得
$ git clone git://github.com/mozilla-b2g/B2G.gitconfiguration
$ cd B2G$ ./config.sh pandaboard
build
$ ./build.shまた、prlog.h がないためにエラーになったら libnspr4-dev を入れると解決する。
(追記)
2013/04の時点で上記は修正されているので、特になにもしなくてもbuild出来る。
起動
まず Pandaboard で Android (ICS) を起動する。その状態で、PC(USB) と Panda (mini-USB) を接続する、このとき $ lsusb で
Texas Instruments(Pandaboard) が認識されていることをきちんと確認しておく。
Android が立ち上がり、かつ接続も確認できたなら
$ ./flash.sh
で fastboot での処理が始まるので、しばらく待ち処理が完了すると、自動で再起動が行われ
FirefoxOS が立ち上がる。
画面が横向きで、かつマウス等のインプットも受け付けないので、残念ならがここまでしか試せない。
まとめ
マウス操作が出来ず、どんな具合かをみることが出来ないのが非常に残念。最近では Raspberry Pi で動かしている人もいるようで、その動画をみるとマウスも
つながっているっぽいので、今度はそっちで試してみよう。
また、時間があるときにコードを読みがてらマウスを繋ぐ実装をしてみよう。
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