2013年2月16日土曜日

FirefoxOS on Pandaboard

FirefoxOS on Pandaboard

Outline

Pandaboard で FirefoxOS を動かすための手順の備忘録。

FirefoxOS に関して

最近話題なので説明の必要は無いと思うが、Mozilla Foundation が開発する
HTML5 base の application platform である。
去年まではそこまで情報がなかったが、最近は話題にも上がることが多くなり、
情報も気軽に手に入れられるようになっている。下記の GitHub が色々な情報
がまとまっているので一読しておくと概要は把握できると思う。
https://github.com/dynamis/firefoxos/wiki

準備

今回は FirefoxOS のソースコードを落としてきて、build したものを起動させる
ことが目標であるが、それをするには以下の項目が必須条件となっている。

 (a) FirefoxOS を build できるマシンと Pandaboard  (※書く必要は無いと思うが一応)
 (b) Pandaboard で起動できる Android ICS イメージ

現状ではまだソースコードを落としてきて、
それを build してイメージを SD に焼くという手順は公開されていないため、
今回は fastboot を利用した起動までの手順を説明する。
ちなみに、メインは FirefoxOS の話なので、今回は (b) の準備は既に行なっている
ものとして話をしていく。
(b) に関しては OMAP のサイトや、ぐぐれば結構出てくるのでそちらを参考にしてほしい。

ソースコードの取得

$ git clone git://github.com/mozilla-b2g/B2G.git

configuration

$ cd B2G
$ ./config.sh pandaboard

build

$ ./build.sh
普通ならば  build 完了なのだが、最近 imgtec の graphics library を取得できず、
エラーですぐに build が止まってしまう。
そのため、 /device/ti/panda/download-blobs.sh を以下のように編集して回避する。
+ download-blobs.sh:PANDA_BLOBS="imgtec-panda-20120430-67545da7.tgz" 
- download-blobs.sh:#PANDA_BLOBS="imgtec-panda-imm76i-67545da7.tgz" 

+ cd ../../..
- cd ../../.. &
- install_blobs panda "$PANDA_BLOBS" "$CSUM_LIST" 

また、prlog.h がないためにエラーになったら libnspr4-dev を入れると解決する。
(追記)
 2013/04の時点で上記は修正されているので、特になにもしなくてもbuild出来る。

起動

まず Pandaboard で Android (ICS) を起動する。
その状態で、PC(USB) と Panda (mini-USB) を接続する、このとき $ lsusb で
Texas Instruments(Pandaboard) が認識されていることをきちんと確認しておく。
Android が立ち上がり、かつ接続も確認できたなら

$ ./flash.sh

で fastboot での処理が始まるので、しばらく待ち処理が完了すると、自動で再起動が行われ
FirefoxOS が立ち上がる。
画面が横向きで、かつマウス等のインプットも受け付けないので、残念ならがここまでしか試せない。

まとめ

マウス操作が出来ず、どんな具合かをみることが出来ないのが非常に残念。
最近では Raspberry Pi で動かしている人もいるようで、その動画をみるとマウスも
つながっているっぽいので、今度はそっちで試してみよう。
また、時間があるときにコードを読みがてらマウスを繋ぐ実装をしてみよう。

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