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RaspberryPi 上で FirefoxOS を動かした時の備忘録。
手順
まずは大まかな手順を下記に示し、その後、各手順に関して説明する。
- RaspberryPi で Raspbian "wheezy" を起動する。
- コマンドライン画面になったら B2G をダウンロード
- 起動用プロファイルのダウンロード
- 起動
という感じである。以下、詳細を記していく。
1. RaspberryPi で Raspbian "wheezy" を起動する
Raspbian wheezy とは RasbperryPi 上で動く Debian wheezy である。
本家の http://www.raspberrypi.org/downloads からダウンロードできる。
ダウンロードしたら、解凍して出来る img を SD カードに焼く。以下、sdb と認識された場合の手順。
$ unzip 2013-02-09-wheezy-raspbian.zip
$ umount sdb*
$ dd bs=4M if=2013-02-09-wheezy-raspbian.img of=/dev/sdb
しばらくすると書き込みが終わる。一連の手順は http://elinux.org/RPi_Easy_SD_Card_Setup に記されていて、
Windows / OSX での焼き方も書いてあるので適宜参考にして下さい。
上記で作成した SD カードを RaspberryPi に挿入し、microUSB で電源を入れ起動。
初期設定画面が出てくるが、今回は何もせずに Finish を選択。
※ ここで何もしないと、英語配列のキーボードになってしまうので、
※ 日本語配列にしたい場合は キーボードレイアウトを変更して下さい。
2. コマンドライン画面になったら B2G をダウンロード
コマンドラインが立ち上がったら、以下のコマンドを実行。
$ mkdir work & cd work
$tar xvzf b2g-17.0a1.linuxgl-gnueabi-armhf_v6.tar.gz
$cd b2g/
$ldd b2g
$cd b2g/
$ldd b2g
3. 起動用プロファイルをダウンロード
b2g のディレクトリで以下のコマンドを実行。
$tar xvzf profile.tar.gz4. 起動
b2g のディレクトリに実行バイナリで b2g コマンドがあるので、
先ほど落としたプロファイルで起動するようオプションを設定し起動。
$ ./b2g -profile profile
起動画面
起動が成功すると、こんな感じでディスプレイに対して、左下にちょこっと映し出される。
ちなみに、何度が起動に失敗することもあったり、設定アプリケーションを選択した時点で落ちることもあったので不安定な印象。
FirefoxOS を終了させたい時は、Ctrl + c でターミナルに戻ることが出来る。
まとめ
今回は RaspberryPi で FirefoxOS を起動してみた。
すごい簡単に起動できてしまったし、マウスも効くのでとりあえず動かしてみたいという人にはおすすめ。
まぁ、Firefox のアドオンで動かすこともできるので、そっちの方がお手軽ではあるが。
最近 MWC において FirefoxOS が注目を集めているので、今後の動向に注目してみよう。
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